
大手家電量販店ではすでに影さえない。影では明るくないのは理解するものの、影さえないのは寂しい。近隣のスーパーでは私の知らないブランド名の「電球」が、明るい照明の下にある。手は伸びるのだが、幼少から家電界隈に付き合いの長い人生を送ってきたので、手は伸び、手中に電球を捕捉するのだが足が動こうとしない。手には、確かに電球はあるのだが、手に入らないこと数回。
散歩中、ついに過去のブランド認知系列にある電球を見つけた。これだ。価格も安い。いそいそと電球を抱えて帰宅。電球が明るく輝く場所に装填する。が・・・。何か、微妙に不自然。何か、わずかに発光が強い。何気に、気の所為か丸みが肥大しているのかも知れない。
はてさて、何気に、パッケージを見る。そこには「電照用電球(みのり)」とある。頭の中では、電照菊がひらひら動く。気になり、Webで商品の使用領域などを調査する。
そこには、農業用だとか「イチゴづくりに最適」などの表示がある。イチゴづくりに優れた電球を弊宅の廊下に使うのも一興かと思いつつ、下方に目をやると、家庭における使用は「不可」とあるような。触ると熱量があるので、燃えると危険かと頭をよぎる。すると、電球は廊下を後にする。
買った場所は23区の北西部、練馬区。お店は駅に隣接する大型ショッピングセンターに入る国内最大規模の系列スーパーではあった。想定外と思いつつも、私の常識感は練馬大根の強さに押しつぶされていた。

