カテゴリー: 生活

  • 蚊………….、窒息

     蚊に刺された。4月11日。昨年は5月に刺され、かすかに驚嘆したが、今年は、更に日程を繰り上げる。

     桜は散ったが、まだ春のはずである。そう、ここでは「である」と言ってみる。桜の気分も微かに残る4月11日の夕方、右足のくるぶしから爪先方向3〜4センチのところが「かゆい」。二箇所ある。あれ、なんだろう?

      かゆい+二箇所=ダニかなと推論する。ダニいるのかな。いやだなと思っていると、夕ご飯の時が来る。

     かゆみを足先に内包しつつ、夕食を食べる。
     鮭の刺し身を口に入れた、その時、食卓とテレビを隔てる空間を、さも気持ちよさげに蚊がする〜と目の前を滑空する。方向は左から右方面、角度はやや下方に向かう。

     今のなに。蚊だよな、と思う。そうこうするうちに、前よりやや下方の空域を、切れ味の鋭さを周囲にふるまきつつ横切る。春先にしては元気な様子だ。思うに、先程の燃料補給が効果あるのだと妄想する。

     そう言えば、昨年の蚊は、椅子にすわた姿勢にある目線の先を、重度のよろよろと貧相なよたよたを周囲に醸しつつ、栄養失調に伴う青息吐息を浮遊空間に充満させていたことを、思い出す。

     元気な蚊がいると、やはり蚊取りがいるなと思う。終わらぬ春の日に蚊取りを点ける。「日本の春。00の春」どうなのこれと思いつつ点灯する。

     弊宅は周囲が少し五月蝿いので、数年前にインナータイプの二重窓にしている。ところが、すでに一重目の窓は「複層ガラス二枚タイプ」であったのである。ここも「である」が、適切に感じがするので、である調とする。

     過度に高気密化した住まい? で、蚊取りを使うには工夫が必要となる。眼目は、使用目的の場所から、かなり距離を置いて設置することにある。狭い弊宅では、私が日頃生息する部屋に置くこととなる。

     火のついた蚊取りと同居していると、過度? な高気密ゆえに周囲の空間が微妙に白濁に侵されていく。まぁ、いいかとなと時を過ごす。10時過ぎに日頃行っている18キロのケトルベルでケトルベル・スイングを行うこととなる。30回を3セットが目標だが。

     1セット目。10、11。15、16。トレーナーは口うるさく呼吸をつけろ言っているのを思い出す。スーハー、スーハで21、22。が、今日は何か変。口の中に違和感がある。スーハ、スーハやるたびに口の中ににわずかに空気圧を感じる。23、24。口の中には蚊取り線香が生み出した煙が入り込み、空気圧がひたひたと増すようだ。口内に空気圧があると呼吸がうまく行かない。26、27。さらに回数を増すごとに空気圧が高まる。

     蚊も、この苦役を感じているのかと思いつつ、肺の中にも蚊取りの煙が充満しているのだろうと妄想しつつ、遠のく意識の中で、30回はまだ来ないのかと思う。